お知らせ

教育学部音楽教室特別セミナー「ウィンナトーンの秘密」を開催

平成19年10月11日(木)教育学部大演奏室において、教育学部音楽教育講座主催による特別セミナー「ウィンナトーンの秘密」を開催しました。

 教育学部音楽教育講座は、世界3大ピアノのひとつと言われるベーゼンドルファー?ピアノの最高機種であるフルコンサート?グランドピアノ モデル290インペリアルを購入しました。このモデル290とはどのようなピアノなのか、ウィンナトーンの魅力とは何なのか、また、この貴重な財産の価値認識を共有するために説明会とミニコンサートによる特別セミナーを開催しました。

セミナー当日、会場には午後6時30分の開演にもかかわらず、約60人の学生、教職員が詰め掛け、はじめに曲田清維教育学部長が、ピアノ購入の経緯などについて説明し、「優雅な演奏を、皆さん一緒に楽しみましょう」と挨拶しました。

引き続き、第1部として、実行委員長の横山詔八教育学部教授が、ベーゼンドルファー社が世界のメーカーをリードするピアノメーカーのひとつとなり得た理由やエピソード、「箱を鳴らす」と言われているベーゼンドルファーのピアノの構造や特徴などについて解説しました。

続いて第2部として、ミニコンサートを行いました。1台のピアノを2人(4手)で弾く連弾で、1曲目(ウエストサイド物語から「アメリカ」)をスタインウェイで、2曲目(ラヴェル作曲「マ?メール?ロワ」)をベーゼンドルファーで、森山伸教育学部教授と高月美澄教育学部非常勤講師が演奏し、「箱が鳴るベーゼン、鉄骨が鳴るスタインウェイ」と言われている名器の聞き比べを行いました。

最後に、ベーゼンドルファとスタインウェイによる2重奏で2曲演奏しましたが、参加者は、「至福のピアニッシモ」と称されているベーゼンの音色と、奏でられる美しい旋律に、心癒されるひとときを過ごしました。

広報室