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プロテイン?アイランド?松山 国際シンポジウム2009を開催

平成21年9月24日(木)、25日(金)、26日(土)の3日間、『プロテイン?アイランド?松山(PIM)国際シンポジウム2009』を開催しました。

 本シンポジウムは、本学無細胞生命科学工学研究センター長の遠藤弥重太教授が開発した「無細胞タンパク質合成技術」を核に、松山をタンパク質研究の拠点にしていこうというPIM(Protein Island Matsuyama)構想のもと、足球即时比分_365体育直播¥球探网、愛媛県、松山市及び松山商工会議所の4者主催で開催しているもので、今年で7回目となりました。

 初日は「第7回無細胞科学松山国際シンポジウム」と題して、松山全日空ホテルを会場に、無細胞タンパク質合成技術の応用分野に焦点を合わせたシンポジウムを行いました。国内をはじめ、アメリカ、イギリス、オーストラリアからタンパク質研究の第一線の講師を招いて、ヒト病原ウィルスの研究やマラリアワクチン開発の研究の現状と展望などについてご講演いただきました。大学?企業の研究者、大学院生など約140人が参加して活発な質疑応答も行われ、有意義な会議となりました。

 2日目は地元企業のみなさんに、遠藤教授の開発した無細胞タンパク質合成技術をより知っていただくため、企業向けセミナーを本学総合情報メディアセンターで開催しました。講演は当センターの戸澤譲教授をはじめ、本学プロテオ医学研究センターの能勢眞人教授、南予水産研究センターの三浦猛教授と、愛媛県農林水産研究所農業研究部作物育種室の栗坂信之室長が務め、県内企業や研究者など約90人の参加がありました。

 3日目は「集まれ!理科大好きっ子?タンパク質って、すごくない!??」と題して、松山市総合コミュニティセンターにおいて、一般向けのセミナーを行いました。本セミナーには、松山市内の中学生をはじめ、タイから招待された高校?大学の教員や研究者4人を含む約150人が参加しました。当センターの林秀則教授、遠藤弥重太教授、坪井敬文教授と杉浦美羽准教授が講演を行い、また中学生らは林教授の実験指導の下、無細胞タンパク質合成技術を用いて蛍光タンパク質を合成する実験やブロッコリーからDNAを取り出す実験にチャレンジしました。参加者からは、「最先端の科学実験を体験できて面白かった。」「講演も分かりやすく興味深いもので、有意義だった。」などの感想が寄せられました。

 来年以降も、松山からタンパク質研究の情報発信を目指して、本シンポジウムの開催を予定しています。

<プロテオサイエンスセンター>