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理工学研究科の有光隆准教授、八木秀次准教授が日本工学教育協会賞(論文?論説賞)を受賞

 平成21年8月7日(金)、愛知県名古屋市で開催された日本工学教育協会第57回年次大会において、理工学研究科の有光隆准教授、八木秀次准教授が日本工学教育協会賞(論文?論説賞)を受賞しました。

 この賞は、日本工学教育協会誌に掲載された工学教育?工業教育ならびに技術教育等の分野における優秀な論文?論説に対して授与されるものです。受賞対象となった論文題目は「機械設計教育における失敗事例の紹介方法とその効果」です。失敗を活かすという考え方は「失敗学」として学問的に体系化され、主に生産現場で実践されています。工学教育においては、この失敗学をどのように教えるかという問題意識から一連の研究が始まっています。受賞対象となった論文は、具体的な失敗事例を学生に紹介した場合、「学生にどのように伝わり」、「何に関心を示すのか」を調査したもので、その視点の独創性が高く評価されました。失敗事例は多面的側面(例えば、原因、対処、教訓などが複数存在すること)を持つため、経緯、失敗による影響など多くの内容を話すと学生はいろいろな捉え方をします。このときに生じる話し手と聞き手間のミスマッチについて考察しています。