平成21年8月4日(火)、筑波大学で開催された農業農村工学会大会において、藤原正幸農学部教授が平成21年度農業農村工学会賞(沢田賞)を受賞しました。
沢田賞は京都大学第20代総長の沢田敏男先生が文化勲章を受章されたのを記念して創設された学会賞部門で「農業農村に関する科学技術によって新しい分野の発展に寄与したと認められる業績をあげた正会員」に授与されます。
受賞業績のタイトルは、「水利施設にかかわる流れ?水環境の数値解析法の開発と実務への貢献」で、内容は「浅水流の数値モデリングと魚道への応用」、「水利施設の曝気能」、「ため池の水質形成機構」の3つの主要業績により構成されています。
特に、浅水流の数値モデリングに関する研究は、いずれもインパクトファクター(自然科学、社会科学分野の学術雑誌を対象として、その雑誌の影響度を測る指標)の高い国際論文誌に掲載され、この業績は、インパクトファクター算出の元となるトムソン?ロイター(旧ISI)引用データベースでも多くの被引用回数を記録するなど、国際的に高い評価を受けていることが今回の受賞につながりました。