加藤好文法文学部教授(アメリカ文学?アメリカ文化)が、『怒りのぶどう』などの著者として知られるノーベル賞作家ジョン?スタインベック(1902-68)の研究者に贈られる「スタインベック研究奨励賞」を受賞しました。
アメリカ合衆国でスタインベック研究の中心となっているBall State University(インディアナ州)内に2007年に設けられた同賞は、著名なスタインベック研究者だった故ジョン?ディツキー博士に因んだもので、スタインベック研究に顕著な業績をあげ、今後が期待される米国内外の研究者に与えられるものです。今回の加藤教授は4人目の受賞で、日本ジョン?スタインベック協会事務局長としての功績と研究に対する期待の大きさを証明するものとなりました。
今回の受賞を受け、加藤教授は8月上旬に同大学に招聘され、Steinbeck Special Collections and Archivesにて「1930-40年代のスタインベックとアメリカン?マイノリティの関係」を中心に研究を深め、貴重な資料などを収集して帰国されました。今後の研究の成果が期待されます。