平成29年度、新たに「細胞時空間形態制御研究ユニット」、「アジアでトップクラスの拠点形成:疫学研究ユニット」、「有機超伝導体研究ユニット」が誕生しました。
本学では、研究機能の更なる強化のため、足球即时比分_365体育直播¥球探网リサーチユニット制度を設けています。本制度は、特色ある研究分野、先進的研究分野において優れた実績を有し、将来の発展が見込まれる研究者グループを組織として認定することにより、研究活動の更なる推進と活性化を図るものです。
平成29年度は、以下3件のリサーチユニットを認定しました。
「細胞時空間形態制御研究ユニット」
画期的バイオ技術であるiPS細胞を活用する上で、その改良や活用展開の推進起点として本研究ユニットを位置付けています。先行する『プラズマ医療、農水産応用研究ユニット』との共同研究や国内企業等との産学連携活動と並行し、
- 全胚葉への高い分化能を持つ高品質なヒトiPS細胞(Q-iPS細胞)の作製?提供
- Q-iPS細胞の産業活用(薬剤の毒性評価)や医学活用(疾患モデル作製 の研究開発
を推進します。
「アジアでトップクラスの拠点形成:疫学研究ユニット」
中高年を対象とした「愛大コーホート研究」を中核とし、出生前コーホート研究や難病の症例対照研究により、一次予防(疾病発症予防)に資する数多くのエビデンスを創出します。また、医療機関から電子カルテ情報を抽出するシステムを開発し、疫学データと電子カルテ由来の医療情報を突合して、「愛大コーホート研究」を革新的に進化させます。加えて、全学的に疫学を学ぶ場を供し、専門家を育成します。
さらに、臨床での観察疫学研究や介入研究への応用展開を加速し、根拠に基づいた意思決定を推進できる人材育成や医農連携による新産業創出に貢献します。
「有機超伝導体研究ユニット」
本ユニットは、有機物を例として超伝導という現象の機構を解明し、より優れた超伝導体を開発することを目指します。 超伝導は-70℃~-270℃といった極低温でしか起きません。しかし、もしこれが室温(20℃付近)でも起きるようになれば、エネルギー損失が全く無い送電や、東京―名古屋間を40分で結ぶ鉄道など、夢のような技術が現実味を帯びてきます。
こうした研究を進めることで、本学から世界へ向けて、“超伝導が引き起こす産業革命”を波及させることが目標です。
概要はこちら(PDF 197KB)
本制度により、本学の研究機能の強化につながることを期待しています。今後の各リサーチユニットの発展と活躍に是非ご注目ください。なお、各リサーチユニットの紹介及び制度の詳細については、先端研究?学術推進機構のホームページにおいて紹介しています。
<研究支援課>