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理工学研究科平田 章助教らが第11回極限環境生物学会年会でポスター賞を受賞

 平成22年11月15日(月)から16日(火)に京都大学化学研究所(宇治おうばくプラザ)で開催された第11回極限環境生物学会年会で、理工学研究科平田 章助教らが2010年度ポスター賞を受賞しました。

 「極限環境生物学会」は、極限環境生物を研究対象として、今日の地球環境問題、生命の起源研究、医薬品や有用物質の生産、およびバイオテクノロジーの発展を目的とした学会です。今年は、以前の学会名称「極限環境(微)生物学会」から微の字を省いた初めての学会であったため、極限環境に生存する微生物(真正細菌、古細菌(アーキア))のみならず、動植物に関する多くの研究発表がありました。
 また、極限環境生物由来のタンパク質や核酸の構造生物学者や生化学者、ネムリユスリカやクマムシなどをモデル生物とする多くのゲノム、バイオインフォーマティックスの研究者が集まりました。理工学研究科?平田助教、同研究科の修了生北嶋 翼さんと堀 弘幸教授は、これまでアーキア由来RNAスプライシング酵素の基質認識機構について研究してきました。このポスター発表 「クレンアーキア由来RNAスプライシングエンドヌクレアーゼのブロードな基質特異性のメカニズム」は、これまで謎に包まれていたRNAスプライシング酵素の広範な基質特異性の分子メカニズムを解明したものとして高く評価され、ポスター賞審査対象45演題の中から、平田助教のポスター発表を含む6つの演題がポスター賞に選ばれました。