お知らせ

えひめ防災フォーラム2010を開催

平成22年8月25日(水)、ひめぎんホール真珠の間において、えひめ防災フォーラム2010を開催しました。

 これは、防災情報研究センターが例年実施しているもので、今年度は、「行政?大学連携による防災力の向上を目指して」をテーマに、両者が連携することで、行政の防災対策と大学の防災研究の成果を、より効果的に効率的に地域に還元することができるのではないか、また、そのためにはどうすればよいのかについて考えました。

 まず、「大規模災害に備える」と題して、国土交通省四国地方整備局の足立敏之局長から、四国の災害に対する現状や課題、また、今後起こりうる大規模災害に対する自助?共助の必要性やそれらを支える行政による防災対策への仕組み作りの重要性について、基調講演が行われました。

 続いて、足立四国地方整備局長、愛媛県の上甲俊史県民環境部長、井上 要土木部長及び県下18市町の首長等、大年邦雄高知大学南海地震防災センター長等23人と柳澤康信足球即时比分_365体育直播¥球探网長、矢田部龍一副学長?防災情報研究センター部門長等をパネリストに迎え、現在抱えている避難問題や要援護者支援、自主防災組織、防災教育、自治体BCPに対する各市町の現状や課題について話し合いました。

 このフォーラムにおいて、行政と大学の連携が極めて重要であることが確認され、フォーラム総括として、鳥居謙一防災情報研究センター長から、「地域防災力向上のため、行政と大学の連携を一層推進することが重要である」、「行政と大学が地域防災力に関する課題を解決するための研究会を設立する」、「行政と大学の連携を具体化するため、協議会設立に向けた検討を行う」という3点の提案があり、一同の総意を得、防災対策における新しい枠組みづくりがスタートしました。
 なお、このフォーラムには、県内行政機関の防災担当者、民間企業、一般市民(自主防災組織)等、約320人の参加がありました。

<防災情報研究センター>