平成22年8月31日(火)?9月2日(木)に神戸大学で開催された2010年度農業農村工学会大会において、農学部の小林範之准教授が「研究奨励賞」を受賞しました。
研究奨励賞は「農業農村工学に関する学術または技術の進歩に寄与すると認められる優秀な業績をあげた会員」に授与されます。
受賞業績のタイトルは「ため池堤体の耐震性能および遮水性能の評価に関する研究」であり、水資源を恒常的に確保するための小規模分散型水源である「ため池」堤体の維持管理法の開発に関する一連の研究が評価の対象になりました。これらの研究は、ニューラルネットワーク、セル?オートマトン、クリギングといった工学的手法を駆使したユニークなものであり、今後の発展性が大いに期待できます。
また、性能設計やストックマネジメントの考え方を視野に入れた研究でもあり、先駆的なため池維持管理手法の開発への貢献が期待できます。以上のことから本研究は研究奨励賞に値すると判断されました。