平成22年度全国安全週間に安全意識の向上と、危険箇所の洗い出しを目的として、工学部のリスクアセスメント「工学部のキ?ケ?ンをさがせ!」を実施しました。
この取り組みは、今年で3年目となります。工学部の学生や教職員に学部の中の危険な場所や行為を指摘してもらいました。今年は、リスクアセスメントの考え方を積極的に導入して、指摘した危険に対して、被害の頻度とその重大さを評価し、改善のための提案を同時に応募用紙に記載してもらいました。
約2週間の応募期間で総計約140件の応募があり、工学部の安全衛生委員会で適切な指摘をした学生から5人、教職員から3人を最優秀賞、優秀賞に選びました。全国安全週間最終日の7月7日(水)に、工学部長室で表彰式を執り行い、学部長から教職員には賞状、学生には賞状のほかに副賞の図書券が贈られました。
表彰された指摘内容は、喫煙場所が不適切であり、通行人の火傷や火災の危険があるとの指摘、車いす用のスロープが急で危険であるとの指摘、エレベーターの扉に挟まれる危険性の指摘、講義棟の梁の危険性、窓際の物品が窓から転落する危険性があるとの指摘、排水溝の蓋がずれており、自転車等が事故を起こす危険性、緊急シャワーの位置を知らせる表示の必要性についての指摘など、いずれも適切な指摘でした。
受賞を逃した指摘も含め、工学部の危険箇所データとして活用し、今後危険箇所の改善に役立たせることにしています。今回の受賞者は次のとおりとなりました。
学生の部 最優秀賞 藤原 幸大
優秀賞 辰巳 隆二、弓立 浩平、佐々木 志乃、瀧田 晋也
教職員の部 最優秀賞 牧 千賀子
優秀賞 山浦 弘之、本郷 友哉
<工学部>