文部科学省及び日本学術振興会から平成22年度科学研究費補助金の交付内定がありました。
科学研究費補助金は、我が国の学術を振興するため、人文?社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、ピア?レビューによる審査を経て、独創的?先駆的な研究に対する助成を行うものです。
さらに、平成13年度からは間接経費が導入され、研究環境の改善や大学全体の機能向上に資するなど非常に重要な研究資金となっています。
このたび、平成22年度科学研究費補助金について、4月1日時点の配分状況を文部科学省が公表しました。平成22年度の予算総額は、対前年度比1.5%増の2,000億円で、応募のあった約12万5千件の研究課題のうち、約5万7千件が採択され、総額約1,353億円(直接経費)の交付内定がありました。このうち、新規採択課題の交付内定は、約8万8千件の応募に対し、約2万件の採択で、総額約474億円(直接経費)でした。(新規採択件数=減、直接経費総額=減)
本学の内定状況をみると、新規内定件数は134件で全国24位(昨年は139件で全国28位)、継続分を含めた全内定件数は378件で全国27位(昨年は320件で全国29位)で、交付内定金額(直接経費)は、8億8,680万円となっています。採択率は、新規採択率が24.6%(全国22.2%)、新規+継続採択率が47.9%(全国46.1%)となっています。
また、国立大学法人86大学の中での本学の順位は、件数では23番目(昨年度24番目)、金額では19番目(昨年度20番目)に位置しており、健闘が目立っています。
今後とも、科学研究費補助金制度を積極的に活用されますようよろしくお願いします。