平成29年2月15日(水)、教育学部大講義室で、平成28年度海外留学?語学研修に関わる危機管理セミナーを開催しました。学生の海外留学の増加、危機管理意識の浸透に伴い、本学、県立医療技術大学、松山大学、松山東雲女子大学の学生、教職員など、昨年度より3割多い110人が参加しました。
大学の国際化の進展とともに、海外留学や学生交流の機会が増え、日本人学生が、海外滞在?留学中に不測の事態(災害?事故?病気など)に遭遇する事例が発生しています。今回のセミナーでは、このような事態を未然に防ぐため、海外留学生安全対策協議会(JCSOS)理事の服部誠氏を講師にお招きし、具体的な危機事例を参考にしながら、安全?安心な留学を行う方法を学びました。
服部講師からは、様々なデータや情報に基づき、犯罪に遭遇しないためにどの様な注意が必要か、犯罪に巻き込まれたらどう対応すべきかなどの具体事例について、会場の学生達に質問を行いながら説明がありました。
海外研修を間近に控えた学生達は、熱心にメモを取りながら、講師の指示に従って実際にスマートフォンを使って外務省の危機管理情報を検索するなど、危機管理対応方法を再確認していました。
講演会終了後も、服部講師の前には個別の相談のため学生達が列を作り、安全な留学のためのアドバイスを求めていました。
本学は、今後とも学生を安全に海外派遣するため、危機管理体制の整備を推進していきます。
<国際連携課>