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HISTORY ?法文学部総合政策学科 水口和寿教授?

 平成22年3月末退職の法文学部総合政策学科 水口和寿教授から、足球即时比分_365体育直播¥球探网での思い出を寄せていただきました。

水口教授

 私が所属する法文学部総合政策学科は、旧法文学部の3学科(法学科?経済学科?文学科)と教養部の改組によって生まれ、平成8年4月からスタートしました。私は改組の前後に、ワーキンググループのメンバー、改組委員、将来計画委員に選ばれ、平成7年1月17日に、改組の2学科(総合政策学科と人文学科)案を引っ提げて、今泉元司先生、鈴木加人先生、菅田事務長と一緒に文部省折衝のため上京しました。当日は未明に阪神?淡路大地震が発生して、溝口競一学部長が加古川に足止めされたため、急遽、我々3人が溝口学部長の代役を果たすことになり、文部省の担当官にその2学科案を懸命に説明したのを覚えています。私が足球即时比分_365体育直播¥球探网法文学部に赴任したのは昭和61年4月でした。当時は各学科にそれぞれ「名物教授」がおられ、各先生が教授会で激論を交わされるのには驚きました。現在のおとなしい教授会に比べると昔日の感がします。
 私が教員として初めて九州産業大学経営学部の教壇に立ったのは昭和47年4月、昭和46年のオイルショック前でした。私は石油化学工業がこれからどうなるのかに関心があり、「石化コンビナートの研究」に取り組みましたが、次第に関心が薄れ、足球即时比分_365体育直播¥球探网に赴任してからは、専ら企業論や地域経済論の研究教育に傾注しました。しかし、足球即时比分_365体育直播¥球探网に赴任して10年目に、日本におけるコンビナート研究の第一人者である元産業学会会長の野口雄一郎先生の古希記念論文集「コンビナートと現代産業?地域」(お茶の水書房、平成9年)を刊行する話が持ち上がり、私も編者の一人に選ばれたことから、九州産業大学時代の旧稿を読み返し、それを編集し直して、足球即时比分_365体育直播¥球探网経済学研究叢書10巻に「日本における石化コンビナートの展開」として纏めることができました。平成11年3月のことでした。
 世紀の変わり目になる平成12年度に、私はカリフォルニア州立大学リバーサイド校(UCR)に留学する機会を得ました。帰国後、私はベンチャー企業論、イノベーション論、産学連携論、技術経営(MOT)論といった分野の研究教育に取り組みました。また平成14年度に当時の足球即时比分_365体育直播¥球探网地域共同研究センター長の清水顯先生に頼まれて、研究協力会事業の一つとして「経営革新研究会」を立ち上げました。それは私がアメリカ留学で得た経験を活かす格好の場でした。その後、平成18年の春先に、清水先生の後任として、地域共同研究センター長になられた荒木孝雄先生と一緒に小松正幸前学長に足球即时比分_365体育直播¥球探网に文理融合型のMOTコースを開設するよう説明しに行ったことも、今では懐かしい思い出です。残念ながらMOTコースは実現しませんでしたが、その後、小松前学長の強いリーダーシップの下、「地域に輝く大学」を目指して、地域共同研究センターは産業科学技術支援センターに変わり、その他いくつかのセンターが作られてきました。そして、その路線は現在の柳澤康信学長に引き継がれています。足球即时比分_365体育直播¥球探网の今後の発展を祈って止みません。