お知らせ

平成23年度連合農学研究科入学式を挙行

平成23年4月11日(月)13時から、足球即时比分_365体育直播¥球探网農学部大会議室において、平成23年度足球即时比分_365体育直播¥球探网大学院連合農学研究科入学式を挙行しました。

 最初に、学長?役職員等の紹介があり、次に入学者全員の紹介が行われました。今年度の入学者は23人で、日本人が14人、外国人留学生が9人です。また、日本人のうち1人は社会人であり、留学生は、インド5人、ベトナム、中国、韓国、マリ各1人です。

 続いて、相良祐輔高知大学長から次のような式辞がありました。
「高知大学の相良でございます。皆さん、入学おめでとう。本日は、連合農学研究科構成大学の当番校の学長といたしまして、歓迎のご挨拶をさせていただきます。5カ国から9人の留学生を含め、23人の新入生を迎えました。皆さんは、すでに、基礎的な知識、技術、経験を習得した後に、さらなる課題探求を希望されて、連合農学研究科に入学されました。本研究科へ進学された皆さんに、日本の社会は言うまでも無く、広く国際社会が寄せる強い期待は、どういうものであるのかを、入学式の今日、今一度、真剣に考えていただきたいと願っています。それは、21世紀を生きる人類に、幸せを齎すことのできる、未知の領域を開拓する高度な研究能力と、それぞれの分野において後輩を指導できる力量とを、培ってくださることであります。つまり、皆さん方がこれから進んでゆかれる其々の専門領域において、自立して独創的研究活動を行う能力と、後輩を指導することができる資質を磨くことが求められているのです。
 全地球的問題とされている環境問題を代表に、20世紀において、科学は人類社会に何を齎したのか、そのことが、今、厳しく問われています。すなわち、あまり遠くない将来に、生命存続への危機さえも考えねばならないほどの、地球環境には問題が見られる現状に至っていると言えます。科学技術の創造に関わる人たちには、Practical Ethicsすなわち、倫理観が、ことのほか強く、求められる所以が、この一点にあると考えます。あなたがた自身の研究にも、後輩の指導に当たるときにも、今行おうとしている研究は、人類のためになるのか、ということを常に問う、その姿勢を忘れてはならないのであります。そしてそのためにも、自らが、進んで、自分が実験した結果を公表し、進んで第三者の評価を受けることを基本にして頂きたいと願います。
 今ひとつ、大学院生というエリートの道を選択された皆さんには、独創性に溢れた研究を企画立案し、推進し、見事な研究成果を挙げる、そのための原動力は、究極、研究者自身の努力に求めざるを得ないことを、明確に意識していただきたいのであります。特に、若い皆さんの柔軟な頭脳と豊富な行動力とは、何物にも代え難い武器であり、宝であります。既存の法則や学説に囚われない自由な発想で、行く手を阻む障害を乗り越えて、新事実を見出す喜びを知る、この至福の日を迎えられることを、強く願って、学長告辞といたします。」

 これに応えて、入学者代表として、生物環境保全学専攻の近藤圭介さんから次のような宣誓あいさつがありました。
「暖かな春の日差しに誘われて、桜の花もふくらみ始める今日、私たちは連合農学研究科への入学の日を迎えることができました。本日は、私たち新入生のために入学式を挙行していただき、誠にありがとうございます。新入生一同、心より御礼申し上げます。
 現在、私たちが志す農学は地域社会および国際社会の発展に貢献するために、安全な食料の確保、環境保全、生物資源の有効利用などの深刻な課題に直面しています。
 そのため、将来の研究者を目指して博士課程に入学する私たちは、常に変化する社会のニーズに対応し、問題解決できる能力を培い、これからの農学の発展に寄与することが期待されます。この責任を自覚して、高度な知識と技術を身につけるよう努力するとともに、特定の観点にとらわれない広い視野をもって、研究と勉学に励み、社会に貢献できるように自助努力していきたいと思います。
 最後に、在学中は学則およびその他規則を守り、学業に日々精進することを誓います。」
 式典終了後に記念撮影、引続きオリエンテーションを行い、連合農学研究科の概要説明等がありました。
 オリエンテーション終了後、23人の入学生は、それぞれの配属大学へと分かれていきました。

<連合農学研究科>