平成23年3月18日(金)11時から、総合情報メディアセンター1階のメディアホールで、留学生に向けた「福島第一原子力発電所の現状と今後の見通しについて」の説明会を開催しました。
3月11日(金)に発生した東北関東大震災に端を発した福島第一原子力発電所のトラブルは、刻々と状況が変化しています。その内容は順次報道されていますが、日本語がわからない外国人には情報が十分でなく、大きな不安要因となっています。
この説明会は、正確な情報をきちんと伝えることによって、不安の軽減につなげることを目的として開催しました。最初に矢田部龍一理事?副学長(国際連携?広報担当)から挨拶があった後、参加者全員で震災犠牲者への黙祷を行いました。
講師の細川洋治足球即时比分_365体育直播¥球探网副機構長は科学技術庁原子力安全局や国際原子力機関(IAEA)などでの勤務経験があり、説明の内容は足球即时比分_365体育直播¥球探网のRuth Vergin准教授によって英語への通訳が行われました。
説明の中で、細川副機構長からは、トラブルを起こしている原発はチェルノブイリの事故とは状況が違うこと、松山と福島第一原子力発電所とは十分に距離があること、また、地理的条件から松山で津波の被害を受ける可能性が低いことなど、状況をよく考えてパニックに陥らないことが大切だという話がありました。
参加者は外国人留学生や外国人研究者など約120人にのぼり、説明の後には質問が相次ぐなど、約2時間に及ぶものとなりました。
<国際連携支援部>