平成23年3月11日(金)、平成22年度文部科学省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」事業の一環として、「ダイバーシティとワーク?ライフ?バランス」をテーマに、第1回足球即时比分_365体育直播¥球探网女性未来育成センター公開シンポジウムを足球即时比分_365体育直播¥球探网総合情報メディアセンター?メディアホールにて開催しました。年度末の忙しい時期にもかかわらず、大学関係者だけでなく愛媛県の地元企業や地域の方々など幅広い層からご参加いただき、参加者数は、学内より53人?学外より34人の計87人でした。
講演に先立ち、柳澤康信学長より開会挨拶をいただきました。その中で、学外のトピックスとして、国立大学協会により、女性教員の比率を2015年には17%に拡大する新たな数値目標が設定されたことが報告されました。また、学内のトピックスとして、保育所を城北キャンパスに新設する案が役員会で承認され、本年8月1日の開設に向けて計画を急ピッチで進めていることが報告されました。この保育所新設に対しては、学内だけでなく学外からの参加者も深い関心を寄せていました。
次いで、ダイバーシティとワーク?ライフ?バランス講演として、松繁寿和教授(大阪大学大学院国際公共政策研究科長)より、「労働力基盤の変化と日本経済復興のためのダイバーシティ」をテーマに、ご専門の労働経済学の視点からお話いただきました。松繁先生は、少子高齢化社会の現状と問題点を指摘し、我が国では女性の能力が未だに活かされていない現状と、その解決に向けた取組例(均等施策と両立支援策)について紹介されました。また、女性が社会で活躍することに対して、1.女性が働くための環境整備にはコストがかかる、2.女性が働くと出生率が低くなると言われていることに対して、現実にはそれは逆であるということを、幾つかのエビデンスを挙げながら経済学の視点から話され、女性が働くことの社会にとっての意味をわかりやすく説明されました。
パネルディスカッションでは、「愛媛におけるダイバーシティとワーク?ライフ?バランスの実現について」と題して、最初に本学女性未来育成センターの小島秀子センター長からセンターの事業説明があった後、愛媛県男女参画課の山本亜紀子課長、松山市男女共同参画推進センターの鎌田サチ子館長、足球即时比分_365体育直播¥球探网法文学部総合政策学科の兼平裕子教授、同大学院理工学研究科の松永真由美講師の各代表の方々より、それぞれのテーマに即した取組例や事例を交えた紹介がありました。
会場からは、学内外の大学関係者だけでなく、愛媛県の地元企業や地域の方々のパネルディスカッションへの参加もあり、コメンテーターの松繁先生や司会の小島センター長を交えて、幅広い情報交換の場、意見交換の場となりました。
女性未来育成センターでは、今後も様々なイベントの開催を予定しています。皆様のご参加を心よりお待ちしています。
<女性未来育成センター>