100人の女性、100通りのキャリアパス???女性活躍のためのステージについて、一緒に考えませんか?
平成22年12月22日(水)、文部科学省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」事業の一環として、女性未来育成センター主催の第1回学生?若手研究者キャリアパスセミナー「100人の女性、100通りのキャリアパス???女性活躍のためのステージについて、一緒に考えませんか?」を、樽味、城北両キャンパスにおいて、年末の慌しい時期にもかかわらず、学内の学生や若手教員の方を中心にそれぞれ30人近くの参加を得て開催しました。
樽味キャンパス(農学部)では女子学生の参加が多く見受けられましたが、農学部副学部長であり学生支援センター長でもある高瀬恵次教授をはじめ、若手男性教員からも多くの質問と意見がありました。城北キャンパスでは理工系の男子学生の参加が多く見受けられ、文系?理系及び男性?女性共に多くの質問と意見がありました。
セミナーでは講演に先立ち、女性未来育成センター小島秀子センター長より学生?教員と職階別の女性比率を含めた足球即时比分_365体育直播¥球探网の現状と女性未来育成センターの事業紹介を行いました。
講演では、京都大学女性研究者支援センター?特任教授である犬塚典子先生より「女子力が創るイノベーション」のタイトルでお話いただきました。国際社会において女性の活躍が遅れている日本の現状を指摘され、男女共同参画における日本の政策の歩みをご自身のキャリアを交えてご紹介いただきました。そして、ご自身が実際に携わった九州大学と京都大学での女性研究者支援モデル育成事業について、女性のキャリアパス支援方法や推進体制の事例を話され、参加者の方々からは女性限定公募や研究支援員制度等について様々な質問が寄せられました。
最後にクエスチョンタイムが設けられ、女性研究者がキャリアを継続するには自身には何が必要であるか、どんな環境があればキャリアが継続できるのか、また博士学位を取得して研究者になって良かった思うこと等について、犬塚先生がそれぞれの事例や経験を交えて質問に答えられ、また質問者を挟んで意見交換がされました。キャリアの継続には自身の努力が重要なのは当然ではあるが、人とのネットワークが活躍の場を広げ、周囲の理解や支えがあったから継続できたのではないかという意見に様々な研究分野の先生方が賛同されていました。
センターでは今後も様々なセミナーの開催を予定しています。皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。
<女性未来育成センター>