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HISTORY ?医学系研究科生殖病態外科学 伊藤昌春教授?

平成23年3月末退職の医学系研究科生殖病態外科学 伊藤昌春教授から、足球即时比分_365体育直播¥球探网での思い出を寄せていただきました。

block_35398_01_m平成8年12月1日、足球即时比分_365体育直播¥球探网医学部に教授として熊本大学から赴任し、生殖病態外科学(旧産科婦人科学)分野における教育?研究を主宰し、医学部附属病院の産婦人科診療科長として診療等を通じ社会的貢献に勤め、また大学人として管理?運営業務に携わり、今春、退任致します。
 自他共に認める気忙しき気質のため、除夜の鐘の音を待って電子ファイルと書類?書籍等の整理?整頓を始めました。軍手の汚れと資源ゴミの多さに月日の流れを感じています。作業中、榊三郎元医学部長名の「教授候補者の選考結果通知書」、三木吉治元学長宛の「宿舎貸与(自動車の保管場所)申請書」、小杉隆元文部大臣名の「人事異動通知書」に加え、「産科婦人科学教室同門会会報」等を目にする度に、屢々、片付けの手が止まります。
 赴任当時の同門会報において「中嶋晃初代教授ならびに松浦俊平名誉教授の不屈の御努力と同門会の諸先生の御尽力によって磐石の基礎が築かれ、本教室は大きく発展して参りました。現在、同門会員数は70人を越え、県内外に広がる教室関連病院も30を越え、何れも地域医療の中核病院として着実な成果を挙げつつあります。新設大学の域を脱して、やっと壮年期にさしかかった感深く致します。学会あるいは地域より寄せられます期待は教室播藍期のものとは異なり、これらの要望に対応しなければならない時期が参りました。横の繋がりに欠ける体制を改撤し、定期的な研究カンファレンスの場で忌件のなき厳しい討議を重ねつつ、更なる飛躍を目指します」と抱負を述べました。地域医療の環境整備にとって、人的資源の確保と医療施設の充実が最も肝要です。しかし、診療科として「産科婦人科」は3K職場或いは新3K職場とも称され、他診療科に比べ、全国的に産婦人科医師の希望者は多くは有りません。しかし、本県の現状は異なり、研究?診療に関する目覚ましい教室員の活動によって、現在、同門会員数は113人へ増加致しました。このように地域周産期医療の集約化と体制整備にとって最も肝要な人的資源を充実させることにより、赴任時の夢も具現化しつつ有ります。
 平成16年の国立大学法人化以後、大学人としての活動に「教育」?「研究」はもとより、特に医学部では診療等を通じた「社会的貢献」に加え、「管理運営」に関する活動が求められます。幸運なことに、計画?評価担当の副学長業務や中央図書館長業務を仰せつかると共に、医学系研究科や医学部附属病院において各種委員会等の業務にも携わってまいりました。赴任来、大過なく務めさせて頂いた日々を懐かしみ、足腰の痛みに耐え、箱詰め作業を行なっています。
 末尾ながら、足球即时比分_365体育直播¥球探网教職員各位より賜わりました身に余る御厚情と温かい御支援へ衷心より厚く御礼を申し上げ、離任の御挨拶と致します。