平成22年12月25日(土)?27日(月)の間、無細胞生命科学工学研究センターにおいて、ウィンターサイエンスキャンプを実施しました。
サイエンスキャンプとは、独立行政法人科学技術振興機構が主催する高校生を対象にした実験?実習を主体とした科学技術体験合宿プログラムで、参加者は、先進的な研究テーマに取り組んでいる大学、公的研究機関、民間企業の研究所などを会場として、なかなか出会うことのない第一線の研究開発現場で活躍する研究者や技術者から直接指導を受けます。
今年度も12月下旬から1月初旬の冬休み期間に「ウィンターサイエンスキャンプ」として、ライフサイエンス、環境、エネルギー、ナノテクノロジー、材料、情報工学、ロボット工学、地球科学等の分野において先進的な研究テーマに取り組んでいる大学、公的研究機関の全国10会場において実施され、本学の無細胞生命科学工学研究センターのプログラム「試験管の中で生命をつくる?遺伝情報とタンパク質?」もその一つに選ばれました。
遠くは青森県や神奈川県など、全国から集まった12人の参加者は、まず、無細胞生命科学工学研究センターの林秀則教授から遺伝子とタンパク質に関する講義を受けた後、ティーチングアシスタントを務める理学部の学生などから指導を受けながら実験に取り組みました。25日と26日の2日間にわたり「タンパク質の試験管内合成」「大腸菌への遺伝子導入」「遺伝子の分析」「タンパク質の分析」といった高校の授業では体験することのできない大学レベルの実験を行い、ブラックライトで鮮やかに輝く蛍光タンパク質に歓声を上げる一方、実験で使った器具や装置に興味津々の様子でした。
また、27日には4人一組で、それぞれ与えられたテーマについて学習したことや実験結果をまとめた成果発表会を行った後、無細胞生命科学工学研究センターの遠藤彌重太センター長から修了証書を手渡され、3日間の合宿を締めくくりました。
足球即时比分_365体育直播¥球探网では、今後もこのような取り組みを通じて、多くの若者に科学の魅力を伝え、未来の科学者が生まれることを期待しています。
<広報室>