平成22年12月9日(木)15:00から工学部本館3階大会議室にて学生?教職員を対象に平成22年度工学部環境講演会を開催しました。
今回の講演会では、CO2の削減に効果的であるとして注目を集めている原子力発電をとりあげ、「何故今原子力か」?環境と原子力ルネッサンス?と題して足球即时比分_365体育直播¥球探网足球即时比分_365体育直播¥球探网副機構長の細川洋治先生に講師をお願いしました。
細川先生は、1982年に科学技術庁に入庁後、原子力安全局核燃料規制課、原子力局調査国際協力課、さらに国際原子力機関(IAEA)広報専門官、核燃料サイクル核物質課原子力エンジニア等、長年にわたり原子力関連の業務で我が国のみならず国際的にも活躍してこられました。
講演では、地球の温暖化と炭酸ガスの関連、エネルギーの自給や新エネルギーの特徴と可能性、原子力の利用と核燃料サイクルの必要性、安全性と核拡散防止、そして次世代の原子炉について、世界の中での日本の現状を多くの資料をもとに専門的かつ科学的な立場から詳細に解説していただきました。工学部をはじめ法文学部や事務部の約40人の学生教職員が聴講し、原子力発電の問題が、資源問題、地球温暖化問題、経済問題等複数の要因が組み合わさったものであることや、世界の原子力の将来展望、さらには日本社会に及ぼす影響について理解を深めました。
<工学部>