平成24年10月4日(木)に放送大学愛媛学習センターにおいて、平成24年度第3回教育コーディネーター研修会を開催しました。
教育コーディネーター研修会は、教育改革の方向性について共通認識を図るとともに、重点課題の改善策を検討するなど、全学的に一体感のある教育改革を推進するための技法習得や情報交換を行っています。平成23年度から3年間は、大学における汎用的能力の育成をテーマとして開催しており、今年度は特に大学院課程で育成する汎用的能力に焦点をあて、検討しています。今回は「大学院生のキャリアと研究室マネジメント」をテーマに、大学院生のキャリアの実態を知るとともに、研究室が大学院生の汎用的能力育成において、どのような役割を果たすことができるのかについて考えました。
研修会では初めに、学生支援センター野本ひさ教授から「大学院生のキャリアの現状と課題」と題し、学生支援センターで対応した大学院生からの相談事例の報告がありました。次に、上越教育大学城間祥子講師から「汎用的能力育成に研究室が果たす役割」と題し、平成20年に本学で行われた研究室マネジネント調査の結果を基に、研究室の現状が報告され、研究室教育の課題が提示されました。
続いて、研究科混在のグループに分かれてグループ?ディスカッションが実施され、各研究科における研究室教育の優良事例が挙げられました。その後、各グループから内容報告があり、学生が学会発表を通じて他大学の院生から刺激を受けモチベーションを上げた例や、ゼミ合宿等を行うことで研究室内の交流や上級生の指導能力が向上した例など、研究室で実践可能な事例を共有しました。
<教育学生支援部>