お知らせ

北海道大学で開催された農業農村工学会大会において、農学部吉武美孝教授と小林範之教授が平成24年度農業農村工学会賞(沢田賞)を受賞しました【9月18日(火)】

 沢田賞は京都大学第20代総長の沢田敏男先生が文化勲章を受章されたのを記念して創設された学会賞部門で、「農業農村に関する科学技術によって新しい分野の発展に寄与したと認められる業績をあげた正会員」に授与されます。
 受賞業績のタイトルは、「水利施設の浸透問題および耐震性能に関する解析法の開発と実務への貢献」であり、「止水ブランケットの設計理論」、「リムグラウチングの浸透抑制効果と施工範囲」、「水利構造物の安定性(浸透流の影響、すべり解析、地震時の液状化や応答解析)」、「IT支援による情報化設計?施工」、「老朽ため池堤防の漏水調査法」など幅広い研究を遂行したものです。
 上記テーマは、近年の局地的豪雨による水利施設被害および東日本大震災を経た豪雨時?地震時防災に大きく貢献するほか、来るべき巨大地震に対応した耐震設計の見直しにも寄与するという点で、学術研究として高い評価を受け、今回の受賞につながりました。

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