平成24年6月25日(月)?27日(水)、タイ国マヒドン大学主催で開催されたCell-Free Protein Synthesis Workshopに、無細胞生命科学工学研究センターセンター長の坪井敬文教授と竹田浩之助教が招待され講演と技術指導を行いました。
マヒドン大学は世界で2つしかない熱帯医学部を有し、アジアの熱帯病研究の中心拠点となっています。足球即时比分_365体育直播¥球探网発の技術であり、マラリアワクチン開発のキーテクノロジーとして注目を集めているコムギ無細胞タンパク質合成技術をタイの研究者に紹介するため、坪井教授の共同研究者であるマヒドン大学三日熱マラリア研究センター長のJetsumon Prachumsri博士が本ワークショップを主催しました。
初日は約80人の参加者を迎え、竹田助教がコムギ無細胞タンパク質合成系開発の経緯と有用性、現在までに創薬や基礎研究に用いられている実例等について紹介し、坪井教授が同技術のマラリアワクチン研究への活用を最新のデータを交えて講演しました。
二日目、三日目にはコムギ無細胞タンパク質合成キットや合成ロボットProtemist DT IIを用いた実習形式のデモンストレーションがセルフリーサイエンス社により行われ、大学や国立研究所に所属する第一線の研究者ら約30人が同技術の有効性を体験しました。無細胞センター教員らも実習の技術指導に協力しました。一部の参加者は発現困難なタンパク質の遺伝子を実際に持ち込んで合成テストを行う等、非常に関心が高い様子が見うけられました。最終日に目的タンパク質の合成が確認されると歓声が上がり、ワークショップは大盛況のうちに幕を閉じました。
<プロテオサイエンスセンター>