お知らせ

教育学部で同窓生のNPO法人シクロツーリズムしまなみ代表理事山本優子さんによる特別講義を開催しました【11月24日(木)】

 平成28年11月24日(木)、教育学部卒業生のNPO法人シクロツーリズムしまなみ代表理事 山本優子さんを講師にお迎えし、「特別講義 まちづくりについて学ぼう!―地域課題解決を目指す自転車旅行推進の現場から―」を開催しました。講義は教育学部大講義室で行われ、教育学部生約100人が聴講しました。

 山本さんは、本学部卒業後に教職に就いた後、今治NPOサポートセンターに勤務されました。平成21年にはNPO法人「シクロツーリズムしまなみ」を設立され、現在、同法人の代表理事を務めています。特別講義の中では、しまなみ海道で自転車旅行が本格的に実施されることになっていく過程やその中での地域住民の意識の変化、地域の変化について説明がありました。また、「もしあなたが島で農業をしていてイノシシに困ったら」等の設定で、学生自身が当事者の立場で考え意見交換を行うなど、当事者意識を持ち能動的に問題解決に取り組む姿勢や必要な心がけについても楽しく学ぶことができました。

 聴講した学生からは、「ニュースなどで話題になっているしまなみ海道の自転車旅行が、どのような苦労の中で実施され続けているか理解できてよかった。」「私たちが意識していなかった地域の魅力の発見のしかたや地域の課題解決の方法がよく分かった。」「山本さんがおっしゃっていた当事者意識は、地域の一員としても教員としても必要なことだと感じた。」などの感想がありました。

 この講座は、同窓生を中心にして多方面から学生に対する支援をお願いする『教育学部サポーター制度』の取組みの一環として平成21年度からスタートし、今回で16回目になります。特別講義に先立って、山本さんには、学部長より「教育学部サポーター」の辞令が手渡されました。教育学部では、この教育学部サポーター制度にもとづく特別講演会などをとおして、学生の学びを支え、地域の人材育成の核となる質の高い教員養成に取り組んでいきます。

<教育学部>