平成24年3月9日(金)、総合情報メディアセンターにおいて「情報セキュリティセミナー」を開催しました。
近年、情報通信技術の進展により情報の共有?ネットワーク化が進んでいます。本学では、修学支援システムの整備をはじめとした各種業務の電子化が推進されており、教育、研究及び運営業務の効率化を図る上で情報通信技術は不可欠なものとなってきています。そうした中、本学においても、情報セキュリティポリシーや個人情報管理規則の策定等により、情報資産を守ることの重要性がますます認識されてきています。
情報セキュリティ対策においては、全職員の認識が非常に重要であるとされており、このたび名古屋大学から、高倉弘喜先生を講師としてお迎えし、教職員を対象とした「情報セキュリティセミナー」を開催しました。当日教職員からは50人を超える参加者がありました。
高倉先生には「高度化?執拗化する標的型攻撃」と題する講演を行っていただきました。これまでの無差別攻撃型や標的型の攻撃から、最近の「新しいタイプの攻撃」(APT)などを、様々な手口について詳細に解説しました。その上で、コンピュータやネットワークにセキュリティ対策を行うことは重要であるが、攻撃を完全に防ぐことは不可能であることを認識して、そのとき被害を最小限に留めることを考えておく必要があることを説明しました。
そのあとの質疑応答でも活発な発言がなされ、関心の高さがうかがえました。
最後に、総務課法規チームから本学における個人情報保護の取り組みについて報告があり、全体を通して大変有意義なセミナーとなりました。
<総合情報メディアセンター>