平成24年1月6日(金)13:30から、メディアホールにおいて,学術フォーラムを開催しました。
本学は、次世代を担う質の高い研究者の育成と学内学術基盤の充実を目指して、研究活性化事業の支援を受けた課題の成果報告会と、研究面での教員の能力開発など、新たな視点から研究への取組み方を考える場として、学術フォーラムを開催しました。
フォーラムでは、柳澤康信学長からの開会挨拶で、本学の学術研究活動の現状とこれからの施策?課題についての話があり、引き続き、お招きした元独立行政法人酒類総合研究所醸造技術応用研究部門長の家藤治幸先生による「醸造、発酵技術とそのバイオマス利用への展開」、社会連携推進機構南予水産研究センターの長濱嘉孝教授による「脊椎動物の性:決定、分化、そして可塑性」と題する講演が行われました。
講演後、学内競争的資金である研究活性化事業(研究開発経費)の支援を受けた人文?社会系、生物系、理工系の37件の研究課題のポスターセッションが行われ、今年度初めての試みであるベストポスター賞選出のための投票が学術研究会議メンバー、学術企画室メンバー、研究コーディネーターにより行われました。
続いて、大学院理工学研究科の藤井雅治教授による「高密度へテロ媒質中のプラズマ科学技術の新展開」、佐藤久子教授による「振動円二色性分光法を用いたキラル集合体における不斉発現機構の解明」、栗栖牧生教授による「低温で使用できる新規熱電変換物質の創製」、プロテオ医学研究センターの武森信暁教授による「高感度質量分析法による疾患プロテオーム動態の絶対定量解析基盤の確立と診断応用」と題する成果発表が行われました。
最後に、学術担当の大橋理事から、ベストポスター賞に選ばれた医学系研究科の石野智子准教授、四宮博人准教授、法文学部の十河宏行准教授の表彰と閉会の挨拶がありました。
同フォーラムでは、120人を超える多くの方にご参加いただき、ポスターセッションや参加者の意見交換などが活発に行われ、会場は熱気であふれていました。フォーラム終了後に行われた交流会を含め、このような交流の機会は、学内の研究交流や学術研究活動のさらなる活性化の一つのきっかけになることが期待できます。
<研究支援部>