学生が松山市政に誇れるまちづくりを政策提案する「第13回学生による政策論文」において、本学学生3人が、最優秀賞?優秀賞(2人)の上位3賞を独占しました。本事業において、本学学生が上位3賞を独占するのは初めてのことであり、地域にあって輝く大学として、地域の発展に貢献する学生教育がしっかりとなされている証としてアピールできるものです。
最優秀賞の農学部3回生の加藤なつみさんは、「松山市公民館連携型の市民農園で耕作放棄地を減らせ!」と題した論文で、「松山市には耕作放棄地が少なくない。各地区の公民館が連携し、小学生や家族を対象に耕作放棄地などを利用した市民農園で体験活動に取り組み、放棄地が減れば大きな意味がある」と受賞の抱負を語っていました。
優秀賞を受賞した法文学部3回生の重松香織さんの論文は「松山市まちづくりベースマップで紡ぐ松山の人のまちづくり」と題し、松山市で様々な団体が作成している地図が統一されていないことに気づき、松山市が作成している地図をベースに、防災や福祉、観光など必要に応じて、ピックアップして地図を作成するというものです。
同じく優秀賞を受賞した法文学部の東賢吾さんは、「三津浜のんびりサイクリングツアー?ポタリングで三津浜にハマろう?」と題した論文で、古い町並みの残る三津浜地区を自転車でゆっくりまわることを考え、ポタリング用の地図を作成したり、案内板の表示、三津の渡しの活用策などを提案しました。
表彰は、12月5日(月)に松山市の坂の上の雲ミュージアムで行われ、野志克仁市長より直接賞状を手渡されました。野志市長からは、「学生の皆さんの貴重な提言を市政に反映していきたい」と述べられていました。
12月13日(火)には、受賞者の3人はそれぞれの指導教員とともに、柳澤康信学長に受賞報告に行きました。3人は論文の概要を報告し、それに対して柳澤学長よりコメントが贈られました。また、今後も、これに満足することなく、積極的な活動をするように励ましもいただきました。
本政策論文への応募は149作品あり、1次審査で14に絞られ、プレゼンテーション?質疑応答による2次審査を通して選ばれたものです。
<農学部>