平成24年12月15日(土)、本学で、第12回日本地質学会四国支部総会?講演会が開催され、理学部の竹原明成さんと理工学研究科の藏本翔さんが「優秀ポスター賞」(全11件のうち2件)を受賞しました。
理学部地球科学科4回生の竹原明成さん、理工学研究科の榊原正幸教授、教育学部の佐野栄教授、岩手医科大学の世良耕一郎教授が、「カヤツリグサ科ハリイ属マツバイのCs吸収に関する水耕栽培実験」について、ポスター発表を行いました。これは、平成23年3月11日の東日本大震災による福島第一原子力発電所事故によって発生した放射性セシウム(Cs)汚染を、カヤツリグサ科ハリイ属マツバイという植物を用いて浄化する「ファイトレメディエーション」に関連する基礎的実験結果を発表したもので、学術的に高い評価を受けたとして、受賞に至りました。
また、理工学研究科博士前期課程2年の藏本翔さんと、理工学研究科の榊原正幸教授が、「重金属汚染水のカヤツリグサ科マツバイによるファイトレメディエーションにおけるクリンカアッシュ添加の有効性」について、ポスター発表を行いました。この発表は、ポスターとして分かりやすいと高い評価を得ました。また、重金属汚染環境のリスク低減技術の一つとして注目されている「ファイトレメディエーション」(植物による環境修復技術)について、火力発電所の石炭灰のクリンカアッシュを活用した効果を発展的に研究したもので、学術的に高い評価を受けたとして、受賞に至りました。
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