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大学院理工学研究科の辰巳隆二さんが映像情報メディア学会放送技術研究会学生発表部門において優秀賞を受賞しました【1月30日(水)?31日(木)】

平成25年1月30日(水)?31日(木)に、熊本大学で開催された映像情報メディア学会放送技術研究会学生発表部門において、理工学研究科博士前期課程の辰巳隆二さんが優秀賞を受賞しました。

 辰巳さんは、理工学研究科電子情報工学専攻電気電子工学コースに在籍し、建造物構造や建造物内外に存在する人体などの移動物体が周囲を伝搬する電波に与える影響を研究しています。今回受賞した研究テーマは「円形凸起を有するコンクリート壁周囲のCIP法による電波伝搬解析」であり、本学理工学研究科の松永真由美講師と、福岡工業大学情報工学部の松永利明名誉教授との共同研究です。
 本研究は、文部科学省科学研究費補助金若手研究(A)(21686035)による支援の下で進められ、建造物内外を伝搬する電磁波を、鉄筋コンクリートやタイル張り建造物などの建造物構造を考慮して解析することで、より快適な無線通信ネットワークの構築を支え、医療機器などへの電波障害を低減する建造物構造の提案を行っています。
 本発表では、建造物表面に円形凸起構造を施すことが、平坦なコンクリート壁や鉄筋コンクリート壁に比べ電波の反射を高めることを明らかにしたことが高く評価され受賞にいたりました。

<工学部>