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大学院理工学研究科の内藤俊雄教授らの研究が、工業的に注目すべき研究成果として、カナダのリサーチ会社Advances in Engineering社のホームページに掲載されました【3月28日(木)】

 平成25年3月28日(火)、大学院理工学研究科の内藤俊雄教授らの研究が、工業的に注目すべき研究成果として、カナダのリサーチ会社Advances in Engineering社のホームページに掲載されました。

 カナダのAdvances in Engineering社(以下、AIE社)は、主な学術雑誌から実用的、応用的観点から重要な基礎研究を抜き出し、自社のホームページを通じて、世界の民間企業にその研究成果の概要をアナウンスし、コンサルティングやマッチングを行う会社です。今回AIE社の目に留まったのは、内藤教授らが昨年秋に発表した以下の論文です。この研究により、内藤教授らは、光を当てることで磁性と伝導性を同時に発現し、世界で初めて、連動して切り替わる二種類の物質を開発しました。AIE社が取り上げたのはそのうちの一つです。

 Simultaneous Control of Carriers and Localized Spins with Light in Organic Materials.
 T. Naito, T. Karasudani, K. Ohara, T. Takano, Y. Takahashi, T. Inabe, K. Furukawa and T. Nakamura.
 Advanced Matererials, 24 (46), 6153-6157 (2012).

 この研究成果の概要は、既に本学ホームページで公開されています。

 今回海外の第三者機関からも注目されたことにより、本研究の学術的価値のみならず、将来の応用にも期待がもてる成果であることが客観的に証明されました。今後、興味をもった企業が出てくれば、さらに実用化に向けた研究の進展が期待されます。

Advances in Engineering社ホームページ掲載記事

<理学部>