平成25年9月11日(水)?13日(金)の3日間、共通教育講義棟?グリーンホールで、2013年光化学討論会を開催しました。
光化学討論会は、光化学研究者が日頃の研究成果を発表?討論する活気ある討論会で、1960年に始まって以来、52回目にして初めての四国の地、松山での開催となりました。光化学協会主催、日本化学会と日本化学会光化学ディビジョンの共催、本学の後援のもと、現地実行委員会の運営により開催されました。当日は、約630人の参加者があり、天気にも恵まれて大変盛況な大会となりました。
発表件数は、一般口頭発表約160件、ポスター発表約300件、受賞講演8件、シンポジウム5つの盛り沢山なスケジュールで行いました。研究発表分野は、光化学全般(光物理化学、有機光化学、無機光化学、生体関連光化学、光エネルギー変換、人工光合成、光機能物質、環境問題など)の基礎研究から応用技術まで広範に及び、3日間、活発な発表?討論が繰り広げられました。企業による最新機器の展示も行われました。また、本協会の男女共同参画イベントとして3日目に開催した若手シンポジウムとランチ交流会も大変盛況でした。
2日目の夕方、大学会館の生協食堂で行われた懇親会では、小島秀子現地実行委員長の開会挨拶に続き、柳澤康信学長の歓迎の挨拶がありました。その後、参加者約250人が賑やかに歓談し、明日への光化学研究の鋭気を養いました。また、優秀学生発表賞の表彰式も執り行いました。
光の時代の21世紀にあって、光化学、光技術領域のより一層の発展が社会から要請されています。世界のトップレベルにある日本の光化学研究の更なる発展につながる意義深い光化学討論会となりました。
<工学部>