地域医療支援センターでは、医学生を引率して地域病院を訪問し、見学や意見交換を行うことで、将来、地域医療を担う医師を目指す医学生に、早い段階から地域医療の実情に触れ、実感する機会を設けています。
今回の見学バスは、宇和島医療圏の2つの病院を訪問するもので、医学科3?4回生7人が参加しました。
最初に訪問した宇和島市立吉田病院では、橋本治久院長から病院概要の説明が行われたほか、医師国家試験に出題された心臓疾患等について解説を受けた後、病室、機能訓練室など院内施設を案内してもらいました。
続いて訪問した宇和島市立津島病院では、玉井正健院長から、病院の概要説明を受けた後、手術室、ナースステーション、CT室等を見学しました。参加者は、宇和島地域の地勢?産業や医療連携体制の説明、院内施設の案内等に興味深く見聞きしていました。
見学終了後、同市内で懇談会を行い、参加者から「今までとは違い、さらに地域に密着した病院を見られたのは良かった。厳しい現状を知ることができ、勉強になった。」「近くに三次救急を担う病院があるこの地域ならではの各病院の役割を知ることができた。」「訪問看護の様子を実際に映像で見ることができ、分かりやすかった。」などの意見があり、訪問病院の先生方と充実した意見交換ができました。
本センターでは、今後も県内各地の病院見学を実施し、地域の医療機関と連携しながら次世代の地域医療を担う医学生の育成を進めて参ります。
<医学部>