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大学院理工学研究科の畑啓生助教が日本動物学会の学術論文賞を受賞しました【9月27日(金)】

 平成25年9月27日(金)、大学院理工学研究科の畑啓生助教が日本動物学会の学術論文賞「Zoological Science Award」を受賞し、その授章式が岡山市民会館で行われました。

 「Zoological Science Award」とは、年度内に日本動物学会学術論文「Zoological Science」に掲載された論文のうち、特に優れた研究に対して贈られるものです。
 この論文では、タンガニーカシクリッドとメダカを用いた交配実験により口吻部の左右性の遺伝様式を調べ、lefty allele(左利き対立遺伝子)がrighty allele(右利き対立遺伝子)に対して優性であり、単純なメンデル遺伝を示すことを明らかにしています。この研究は、左右性という形質が系統的に離れた種においても類似の遺伝様式をとることを示しており、左右性の表現型多型が生ずる遺伝学的メカニズムを探る第一歩であると高い評価を受けています。

表彰論文の著者?タイトルの詳細は以下のとおりです:
Hiroki Hata, Rieko Takahashi, Hiroshi Ashiwa, Satoshi Awata, Tomohiro Takeyama, Masanori Kohda and Michio Hori, “Inheritance Patterns of Lateral Dimorphism Examined through Breeding Experiments in Tanganyikan Cichlid (Julidochromis transcriptus) and Japanese Medaka (Oryzias latipes)”. Zoological Science 29:49-53.

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