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沿岸環境科学研究センター(CMES)のDave Arthur Robledoさん、濵元明来さんが日本内分泌撹乱物質学会第26回研究発表会において「優秀若手研究者発表賞」を受賞しました【12月7日(土)】

足球即时比分_365体育直播¥球探网6年12月6日(金)、12月7日(土)に東京大学弥生キャンパスで開催された「日本内分泌撹乱物質学会第26回研究発表会」において、沿岸環境科学研究センター(CMES)化学汚染?毒性解析部門環境毒性学研究室(岩田久人教授)のDave Arthur Robledoさん(大学院理工学研究科博士後期課程)と濵元明来さん(大学院理工学研究科博士前期課程)が「優秀若手研究者発表賞(森田賞)」を受賞しました。

Robledoさんは、「New approach methodologies (NAMs) for assessing killer whale (Orcinus orca))estrogen receptor activation by environmental pollutants(環境汚染物質によるシャチのエストロゲン受容体活性化を評価するための新しいアプローチ方法論)」と題したポスター発表を行いました。Robledoさんの研究では、極めて高濃度の残留性有機汚染物質を蓄積しているシャチのエストロゲン受容体を対象に、汚染物質によるエストロゲン受容体活性化能をインビトロ実験法で詳細に調べました。その結果、現状のシャチ体内の汚染物質蓄積濃度でエストロゲン作用が撹乱されるリスクを明らかにしました。

濵元さんは、「鯨類線維芽細胞を用いたダイオキシン曝露による CYP1A1 誘導能の種差の評価」という演題でポスター発表を行いました。濵元さんは、日本沿岸に漂着した鯨類の死亡個体から単離した線維芽細胞を用いて、ダイオキシン曝露の影響を鯨種間で比較し、ダイオキシンに対する感受性差とそれを規定する分子機序の一端を解明しました。

両発表ともに、大会実行委員による審査を経て、今回の受賞に至りました。

<沿岸環境科学研究センター>