平成26年7月30日(水)、医学部附属病院地域医療支援センターが、香川大学に在籍する愛媛県地域医療医師確保奨学金の貸費生と意見交換会を実施しました。
愛媛県地域医療医師確保奨学金は、愛媛県の地域医療の発展に貢献しようとする意欲に富んだ医学生に対し修学資金を貸与する制度であり、卒後、愛媛県内の指定医療機関等において9年間医師業務に従事することで返還債務が免除されます。愛媛県は、同奨学金の貸費生枠を、本学医学部医学科のほかに香川大学医学部医学科にも設けており、香川大学貸費生は5人(6年生1人、4年生4人)在籍しています。今回の意見交換会には、その中の4年生2人が参加しました。
意見交換会は、地域医療支援センターの高田清式センター長、高橋敏明副センター長、長谷川陽一助教らが香川大学医学部を訪れ実施しました。
始めに、高田センター長から、今年度に改訂した地域医療支援センターのパンフレット等を手渡し、貸費生のキャリア形成支援のため、義務期間中に専門医資格が取得できるよう配慮していることを説明しました。その後、参加学生の近況や将来の希望等を中心に意見交換が行われ、出席した学生は、医師国家試験の勉強方法等について質問をし、「早くから準備してコツコツとやっていくと良い」などのアドバイスを受けていました。意見交換は、食事をしながら和やかな雰囲気で行われ、香川大学貸費生の意向等を知る上で良い機会となりました。なお、当日欠席した3人に対しては、出席した学生に資料の手渡しと説明を依頼しました。
本センターでは、今後も学生との意見交換会を通じて、奨学生に対する情報発信及び奨学生の希望や考え方を把握し、将来の地域医療を担う医師の育成?支援を推進していきます。
<医学部>