平成26年7月6日(日)、いよてつ髙島屋ローズホールで、「狭心症 最新の診断?治療?予防」をテーマに、第30回ヘルスアカデミーを開催しました。
愛媛県は心臓死の件数が全国で最も多くなっており、その主な原因である「狭心症?心筋梗塞」は、いまだに住民の方々に十分理解されているとは言えません。今回は、愛媛県内の中核病院の循環器専門医が、それらを分かりやすく解説し、正しい知識と対処法を参加者の皆さんに学んでいただきました。
始めに、大学院医学系研究科循環器?呼吸器?腎高血圧内科の鈴木純講師から開会のあいさつがあり、続いて、4人の講師による講演が行われました。
第1部では、松山赤十字病院循環器病センターの久保俊彦部長から「診断と内科的治療」に関する最新の方法が紹介され、続いて、大学院医学系研究科心臓血管?呼吸器外科学の泉谷裕則教授から「外科的治療」の事例紹介がありました。また、鈴木講師からは「予防(薬と生活習慣中心)」について話があり、最後に、医学部附属病院栄養部の利光久美子部長から「予防(栄養と食事)」に関する講演が行われました。参加者の中には熱心にメモをとる人も見られ、「狭心症?心筋梗塞」の最新の治療法や予防法について、正しい知識を得ることができたのではないでしょうか。 また、第2部では、済生会松山病院の渡辺浩毅副院長兼循環器病センター長と愛媛県立中央病院循環器内科の岡山英樹主任部長をコーディネータ?に迎え、講演者4人がパネリストとなって、質問や疑問に答えるQ&Aコーナーを設けました。参加者から寄せられた質問は、一次予防や二次予防の質問、症状や治療についての質問等多岐に渡り、関心の高さがうかがえました。各パネリストは、それらの質問に対してスライドや体験談を交えながら分かりやすく解説していき、参加者は更に理解を深めていました。
今後も、医学部では皆さんの関心の高いテーマを取り上げ、様々な事例や対応策等を紹介していきたいと考えています。
<医学部>