平成26年7月18日(金)、今年度の給食が1学期で終了するにあたり、児童が給食集会を開催しました。
教育学部附属小学校では、現校舎で約40年にわたって自校調理による給食を行ってきました。このほど、施設や設備を改善し、給食の一層の充実を図るため、平成27年4月稼働に向けて現行の施設を改修?増築することになり、今年度の給食は1学期で終了しました。
それを踏まえ、児童が給食集会を企画し、1学期終業式の後、給食の調理に携わってきた調理員さんたちに感謝の気持ちを表しました。
集会の冒頭では、附属小学校の田邉隆校長から、渡部伸一調理師を始め、調理員一人ひとりに感謝とねぎらいの言葉を綴った修了証書が手渡されました。これに対して、調理員の皆さんから児童や教職員に向けた挨拶がありました。
調理員さんたちの言葉を静かに聞く児童の中には、涙を流す姿も見られ、給食を通じて互いの心が通い合っていることが感じられました。集会の終盤には、児童の代表が調理員さんたちにお礼の言葉を述べました。そこでは、苦手だった食べ物を給食で食べてから大好物になったことや、毎日の学校生活で給食がどんなに楽しみであったかということが素直な言葉で語られ、給食が体だけではなく、心の成長にも重要な役割を果たしていることが実感されました。 今回の集会では、随所に感謝の気持ちがあふれ、参加者全員が温かい気持ちに包まれました。また、調理員さんたちによれば、今年度の給食が1学期限りで終了することが児童に伝えられてから、日々の残食が激減し、ときにはきれいに空っぽで帰ってきた食缶に、おかずを入れ忘れたのかと慌てた場面もあったということです。児童の給食への感謝と惜別の気持ちは、給食集会のずっと前から言葉によらないメッセージとしてちゃんと伝えられています。
教育学部附属小学校の給食室は、今後改修?増築工事を経て、来年4月から自校献立で再スタートします。現在附属特別支援学校で実施している給食も、新施設に一本化し、次代を担う子どもたちの期待に応える給食を目指します。
<附属学校園>