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大学院理工学研究科の安原英明准教授が地盤工学会論文賞(和文部門)を受賞しました【6月12日(木)】

平成26年6月12日(木)、地盤工学会第56回通常総会において、平成25年度地盤工学会賞授与式が開催され、理工学研究科(工学系)の安原英明准教授らが、地盤工学会論文賞(和文部門)を受賞しました。

 この賞は、Soils & Foundationsや地盤工学ジャーナル等の地盤工学会刊行物に論文を発表し、地盤工学に関する学術の進展に顕著な貢献をしたと認められる論文に対し授与されるものです。
 今回の受賞論文は、「拘束圧?温度に依存する花崗岩不連続面の不可逆透水特性に関する実験的評価」(地盤工学ジャーナル、Vol.8、No.1、2013)で、温度?応力条件に依存する岩石構成鉱物の力学的クリープ現象および溶解現象に起因する岩盤の透水?物質輸送特性の時間的変化を実験的に精査したものです。本研究の成果として、岩石?水の相互作用問題(例えば、高レベル放射性廃棄物地層処分、二酸化炭素地中貯留、地熱発電、シェールガス開発)を扱う様々な工学的課題に応用が可能であることからも発展性が高いと言えます。今回の受賞は、これらの成果や今後の発展性が高く評価されました。

<工学部>