平成26年5月15日(木)、16日(金)、京都大学で開催された第23回環境化学討論会で、沿岸環境科学研究センター化学汚染毒性解析部門の学生が、最優秀学生賞、優秀学生賞、SETAC賞を受賞しました。
同賞は厳正な審査を経て、多数の若手対象者の中から11人(学生賞9人、SETAC賞2人)に与えられたものです。
今回、大学院理工学研究科博士後期課程3年生の後藤哲智さんが、博士課程部門の最優秀学生賞を、Le Huu Tuyenさんが、同部門の優秀学生賞を受賞しました。また、理工学研究科博士前期課程1年生の芳之内結加さんと、農学研究科修士課程2年生の辻沢雄将さんが、修士課程部門の優秀学生賞を、理工学研究科博士前期課程1年生の西本慶さんがSETAC賞を受賞しました。
なお、受賞学生の研究は、沿岸環境科学研究センターの田辺信介教授、岩田久人教授、国末達也教授、野見山桂講師の指導のもとで取り組んだものです。各学生の口頭およびポスター発表題目は以下のとおりです。
●後藤哲智:瀬戸内海沿岸における塩素化?臭素化およびミックスハロゲン化ダイオキシン類の汚染実態とその起源
●Le Huu Tuyen:Methylated Polycyclic Aromatic Hydrocarbons and Their Contribution to AhR-mediated Activities in Street Dust from Vietnam and India
●芳之内結加:DDTs?ビスフェノール類によるバイカルアザラシ?マウスエストロゲン受容体転写活性化能の評価
●辻沢雄将:ニホンザルにおける水酸化PCBsの蓄積特性:胎盤を介した胎児への移行
●西本慶:リン酸エステル系難燃剤によるインドネシアの母乳汚染
<沿岸環境科学研究センター>