平成26年11月25日(火)、医学部40周年記念講堂で、医療安全に関する改善事例発表会を開催し、院内の教職員約300人の参加がありました。この発表会は、本院における教職員が、医療安全管理に関して改善を行った事例を発表し、情報を共有することで更なる医療安全の向上を目指すことを目的としています。今回は、光学医療診療部や手術部など、計7部署からの応募があり、薬剤部における改善事例「持参薬薬袋作成による業務負担軽減」が最優秀賞を受賞しました。
これまでは、入院患者の持参薬の薬袋を手作業で作成しており、数量や名称の転記ミスなどの医療安全管理におけるリスクの高さや業務の繁雑さが課題となっていました。そこで、関係各部署からの協力により、薬剤部内システムの設定を変更することで、臨時処方や定期処方と同じように、転記ミスなく薬袋を作成できるようになり、また、患者一人に要していた時間が半減するなど、時間削減にも大きな効果がありました。
発表終了後、相引眞幸医療安全管理部長から各部署への講評があり、「年々、本院の医療安全業務への意識が高まってきていることが感じられ、医療安全の向上の一助となる事例が増えてきている。医療安全に関する業務改善について、啓発を一層促進して欲しい。」と述べました。