このコンテストは、公益社団法人松山青年会議所が、行政の戦略を画一的な政策にとどめることなく、地域の現状を鑑み、民間の視点を取り入れることで、これまでにない斬新な発想で施策を打ち出し、官民一体となった地域活性化の道筋を打ち出していくために実施したものです。第1回の募集テーマは、「里島(忽那諸島)に人の流れを作る具体的な施策(イベント?事業)を政策カテゴリーから企画?立案」です。
農学部生物資源学科資源?環境政策学専門教育コースの3回生が、普段の授業で学んだことを大いに活かせる場であると考え、「愛交生(えがお)繋げ隊」というグループを結成し、テーマに沿ったプロジェクトを立案しました。愛交生繋げ隊は、忽那諸島の1つである睦月島で、島を訪れる人にその雄大な自然に触れ、島の魅力を体感してもらうことを目的に、島散策やキャンドルナイトを通して、参加者の方が普段言えない気持ちをお互いに言い合い、愛睦まじい1日を睦月島で過ごしてもらおうというプロジェクトを企画しました。
地域には、多くの魅力ある自然や特産物などが眠っており、実際に、今回のテーマとなった「忽那諸島」には、手つかずの自然や美味しい特産物、温かい島住民の方々など、たくさんの魅力があることが分かりました。「このプロジェクトをきっかけに、これからは愛媛だけではなく全国の『魅力のある地域』について考えていきたいです」と受賞者の皆さんが抱負を語ってくれました。