?平成26年10月18日(土)、わくわくチャレンジサタデーで、愛大GP「伝統の継承プログラムを通したグローカルマインドの育成」事業として、藍の絞り染めを行いました。「わくわくチャレンジサタデー」は、月に1?2回土曜日に、久米小学校の5、6年生約40人を対象として、学生が主体となって企画?運営し、遊びや授業を行っています。活動方針は、チャレンジを契機とし、一人ひとりが様々なものと『つながる』という意識を持つことです。
10月18日は、『芸術の秋!藍?染』と題して、50分の図工の授業の中で藍の絞り染めを行いました。この活動は、平成25年度から愛大GP特別テーマとして立ち上げられた「伝統の継承プログラムを通したグローカルマインドの育成」事業として、担当の大学生6人によって実施されました。
本プロジェクトでは、伝統の継承プログラムを通じて、地域の一員として自覚と誇りをもって行動し、目的達成のために多様な人と協働する、グローカルマインドをもった次世代を担うリーダーとなる人材を育成することを目的としています。
?藍の絞り染めは、木綿ハンカチを輪ゴムや割り箸、ビー玉などを使って縛り、これを藍染めすることによって模様を創り出す、伝統的な藍染めの手法です。子どもたちは、藍染めをするのが初めてだったので、とても興味津々でした。輪ゴムを使って縛る「模様作り」では、子どもたち一人ひとりが様々に工夫し、できあがった自分だけの絞り染めの柄に歓声を上げていました。「普段できないことをしたので楽しかったし、他の材料でもやってみたい」「初めての藍染めだったけど、わりばしやビー玉の工夫がうまくいった」「いろいろなものを輪ゴムで止めたりして、すてきな花模様ができました。」と感想がありました。
また、活動の際、大学生が自分で染めた藍染めTシャツを着ていたので、子どもたちは「それも藍染めなん!?すごい!!」と驚いていました。この活動を通して、子どもたちも伝統工芸である藍染めの魅力を実感し、大学生は「伝統の継承は子どもたちから子どもたちへのバトンの継承が重要だと感じた」「私たちの生活と世界とは、普段の生活では全く関係ないように見える。けれども、子どもたちが喜んでくれたように、伝統文化を通した『おもしろさ』が世界の人々を喜ばせることができると思うと、地域と世界との繋がりを感じた。こうして、地域と世界との新たな繋がりが生まれていけばおもしろいと思った。」など、世界規模で考えながら地域で活動することの意味について新たな知見を得たようです。