平成26年12月12日(金)?14日(日)、本学の留学生3人(フィリピン人2人台湾人1人)が、南宇和郡愛南町でホームステイを体験しました。このホームステイは、地域における相互交流の推進と、愛媛をより深く留学生に知ってもらうことを目的に、国際教育支援センターが毎年実施しているものです。また、留学生と地域の方や地域社会との交流をより強化するため、ホームステイ中には、地元の小学校訪問も行っています。
まず、12日(金)には、愛南町立平城小学校を訪問しました。留学生はスライドを用い、フィリピンと台湾について日本語で紹介しました。そして、小学生からのいろいろな質問に答えたり、一緒にフィリピンのゲームを楽しんだりしました。その後、留学生は、給食や掃除にも参加し、自分たちの母国とは異なる小学校の形態に驚いていました。また、昼休みには体育館で、フィリピン人学生2人が母国のダンスを紹介しました。
学校訪問終了後、留学生は、愛南町にある本学南予水産研究センター(西浦ステーション)を訪問し、本学が愛南町と連携して行っている養殖の研究やぎょしょく教育について説明を受けました。 その後、ホストファミリーと対面し、緊張した面持ちで日本語で挨拶をしていました。しかし、2日後松山に帰るころには、すっかりと打ち解け、「日本の家族」との別れを惜しんでいました。ホームステイ終了後の日本語の授業では、初めて日本語でお礼状を書き、早速ホストファミリーへ送りました。
国際交流センターが実施しているこの行事は、毎回県下の異なる地域で行っており、今回で21回目となります。いずれも地域の皆様のご協力の元、それぞれの地域の特徴を生かした内容で行ってきました。現在では、この行事を通してできた関係が広がり、本学国際教育支援センターと各地とのネットワークが形成されつつあります。センターでは今後もこの行事を継続的に行い、この交流の輪をさらに広げていきたいと考えています。
今回のホームステイは、南宇和ライオンズクラブの皆様に行事全般に亘っての企画や引率で、多大なご協力をいただきました。心よりお礼を申し上げます。