お知らせ

第4回地域医療再生セミナーを開催しました【12月1日(月)】

 平成26年12月1日(月)、医学部附属病院地域医療支援センターが第4回地域医療再生セミナーを開催し、学内教職員のほか、愛媛県及び県内各市町の行政機関、医師会、各関連病院等から約140人の参加がありました。地域医療支援センターでは、地域医療に従事する医師を確保し、その定着を図ることにより、医師の地域偏在を解消するための事業を実施しています。その一環として、県内各地域の医療体制の現状と展望、地域医療における機能分担や医療連携等について、関係者の理解を深めることを目的とした「地域医療再生セミナー」を毎年開催しています。今回のセミナーでは、地域医療関係講座等の取組みを紹介したほか、「地域医療の充実?発展を目指して」と題した討論会を行いました。
 始めに、檜垣實男病院長から開会の挨拶があり、高田清式地域医療支援センター長の挨拶の後、高橋敏明副センター長からセンターの活動報告が行われました。

続いて、以下のプログラムで講演が行われ、参加者は熱心に耳を傾けていました。
   ?「地域医療学講座の活動報告」                     川本龍一 地域医療学講座教授
   ?「地域医療の再生を目指して?理想と現実の狭間で?」       久門良明 地域医療再生学講座教授    
   ?「骨脆弱性骨折の二次予防を目指した宇摩地区での取り組み」  間島直彦 地域医療再生学講座准教授
   ?「八幡浜?大洲圏域の現状」                       本田和男 地域救急医療学講座教授
   ?「地域生活習慣病?内分泌学講座の5年間の総括」         松浦文三 地域生活習慣病?内分泌学講座教授

 その後、安川正貴医学系研究科長及び高田センター長を座長として、「地域医療の充実?発展を目指して」と題した討論会を行いました。出席者は、積極的に討論に参加し、活発な議論を交わしました。本セミナーを通して、地域医療の現状と将来について共に考え、諸課題の解決に向けて、連携して対応するための良い機会を持つことができました。また、セミナー終了後の懇談会では、参加者相互の交流が深められました。

 本センターでは、今後も地域医療再生セミナー等を通じて情報を発信し、関係機関とのネットワークを強化するとともに、地域医療を担う医師の養成を推進してまいります。