平成27年2月20日(金)、医学部整形外科学講座に設置された人工関節開発支援室の稼働を記念しテープカットを行い、人工関節の耐久試験がスタートしました。今回、医学部整形外科学講座に、医工連携研究を通してオリジナルの次世代人工関節の研究開発を進めるため、新たに「人工関節開発支援室」を設置し、耐久試験等を開始することになりました。これを記念し、大学院医学系研究科長の安川正貴教授と人工関節センター長の三浦裕正教授、先端医療創生センター長の今村健志教授らがテープカットを行いました。その後、出席者らが開発支援室内を見学し、三浦センター長から耐久試験装置等の説明があり、安川研究科長らが、耐久試験装置を稼働させるスイッチを押し、試験がスタートしました。
今後は、人工膝関節及び人工股関節の手術において、全国の国立大学病院の中でもトップクラスの手術件数を誇る「医学部附属病院人工関節センター」や愛媛発の研究成果(医療シーズ)の熟成と臨床応用展開を進める「先端医療創生センター」と連携を図り、患者さんへの安全かつ最新の治療を提供するとともに、新たな人工関節デザインの研究?開発及び医療従事者の技術向上に取り組むこととしています。
なお、人工関節センターは、臨床部門、研究開発部門、手術教育部門、オステオサイエンス部門の4部門から構成される総合型のセンターである点が大きな特徴となっており、既に人工膝関節デザインに関する特許を2件出願しています。
今後は、人工関節開発支援室を活用した研究開発の加速が期待されます。