平成27年2月5日(木)、総合研究棟I理学部会議室で、理学部教職員を対象とした理学部人権問題研修会を開催しました。この研修会は、人権問題について一人ひとりが自覚し、職務上の様々な場において自らの行動を律するよう努め、より一層快適な教育環境及び職場環境を整えることを目的として行いました。
今回の研修会は、第1部と第2部で実施され、教職員68人が参加しました。宇野英満理学部長の挨拶の後、第1部は、教育?学生支援機構学生支援センターの野本ひさ副センター長から、「最近のキャンパス?ハラスメント?ハラスメントの芽を見つけ、ハラスメントに強くなるために?」と題した人権問題に関する講演がありました。ハラスメントの定義から始まり、学生指導において、そのつもりがなくても陥りやすい人権侵害の例や人権侵害とならないための留意点など、学生への対応について重点的に話がありました。
続いて、第2部は、臨床心理士?理学部学生相談室相談員の宮本美枝氏が、「理学部学生が抱える課題にどうアプローチするか?」と題した講演を行いました。各学科から事前に提出のあった当面の課題を含め、相談の内容等に基づく様々な事例や理学部の学生が抱える悩みの傾向等、経験と実績に基づいた解決へのヒントについて、話がありました。さらに、発達障害をもつ学生の典型的な行動パターンや教員としての接し方を学びました。
最後に、参加者から日頃疑問に思うことや不安に思っていることについて、多くの活発な質問があり、今回の研修会は理学部の教職員にとって有意義なものとなりました。