平成27年4月30日(木)、医学部附属病院地域医療支援センターが、本学医学部に所属する愛媛県地域医療医師確保奨学金貸費生(5年生)との意見交換会を実施しました。愛媛県地域医療医師確保奨学金は、愛媛県の地域医療の発展に貢献しようとする意欲に富んだ医学生に対して修学資金を貸与する制度で、卒後9年間、愛媛県内の指定医療機関等において医師業務に従事することで、奨学金の返還が免除されます。
意見交換会には、奨学生の5年生14人全員が参加し、満田憲昭医学部長、高田清式地域医療支援センター長らが出席しました。始めに、満田医学部長から挨拶があり、続いて、高田地域医療支援センター長から、奨学生医師等を活用した地域医療支援の仕組みや奨学生医師のキャリア形成支援等について説明がありました。卒後義務期間中の配置例や、専門医資格を取得するための支援等が説明されると、学生からは「奨学生医師がどういう病院に配置されるのか具体的に教えてほしい」「初期臨床研修での研修開始病院は自由に選べるのか」「医局に入局して専門医を目指す場合、配置先病院はどうなるのか」等の質問がありました。意見交換会は終始和やかな雰囲気で行われ、奨学生との意思疎通を図る上で良い機会を持つことができました。
この後、地域医療支援センターの教員が各奨学生と個別面談を行い、各人の希望等を聴取して、個々のキャリア形成支援及び地域医療機関への配置調整に役立てることとしています。本センターでは、今後とも奨学生との意見交換会や面談等を通じ、奨学生に対する情報発信、奨学生の希望や考え方の把握並びに将来の地域医療を担う医師の育成?支援を推進していきます。