平成21年6月15日（月）から18日（木）の4日間、総合情報メディアセンターメディアホールにおいて、「宇宙進化サーベイ (COSMOS) 」チーム会議を開催しました。
ハッブル宇宙望遠鏡基幹プロジェクトである 「宇宙進化サーベイ (COSMOS) 」は、宇宙の進化を銀河、巨大ブラックホール、暗黒物質をキーワードに総合的に研究する一大国際研究プロジェクトで、これまでに、宇宙における暗黒物質の空間分布を世界で初めて調べ上げるなど、多数の研究成果を出してきています。
チームでは研究の推進を円滑に行うために、2003年のニューヨークを皮切りに、年に1回のペースでチーム会議を開催してきています。今年のチーム会議は足球即时比分_365体育直播￥球探网宇宙進化研究センターが主催し、6月15日（月）から18日（木）の4日間の日程で開催されました。欧米諸国から70人以上の参加があり、全体では94人の研究者が集う国際会議となりました。70件に及ぶ研究成果が報告されましたが、トピックスとしては以下のようなものがあります。
まず、COSMOSプロジェクトで観測された宇宙の大規模構造の進化の様子が最新の理論モデルの予言と非常によく合うことがわかり、私たちの宇宙の進化に関する理解が一段と進んだことです。一方、巨大ブラックホール関連では、巨大ブラックホールと銀河が連動して進化し始めた時期が話題として取り上げられ、宇宙誕生後50億年ぐらいの頃である可能性が浮かび上がってきました。また、ブラックホールの周りにあるガス円盤がほとんどないような新種の巨大ブラックホール?エンジンも見つかりました。会議では、成果報告のほかにも、ハッブル宇宙望遠鏡に新たに搭載された観測装置を用いる将来計画や、いろいろな波長帯での追究観測に関する議論が行われました。
会議は円滑に行われ、大変有意義なものとなりました。また、参加者は美しい松山の街を大変気に入ってくれたようで、「次回も松山でやってほしい」という声も多数伺うことができました。足球即时比分_365体育直播￥球探网のみならず、松山市や愛媛県にとっても有益な会議となりました。
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- 会議の様子
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- ホストを務めた谷口義明宇宙進化研究センター 長
参加者そろって記念撮影