お知らせ

医学部附属病院泌尿器科におけるダヴィンチ手術の症例が100件に達しました【6月8日(月)】

 医学部附属病院に導入している手術支援ロボット「ダヴィンチ」による手術症例が泌尿器科だけで100件に達し、インテュイティブ?サージカル社から記念の盾が送られました。

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ダヴィンチ

 遠隔操作型ロボット「ダヴィンチ」は、内視鏡外科手術支援目的で開発され、三次元画像下でロボットアームを医師が操作し、組織の把持、切開、縫合などの作業を精密に行うことが可能です。そのため、従来の「ヒトの手と肉眼?による手術の限界を克服する能力があり、外科、泌尿器科、婦人科等の手術患者に対し、より安全?確実に低侵襲な医療を提供できます。  四半世紀前から内視鏡手術に取り組んできた当院は、遠隔操作型ロボット「ダヴィンチ」の最新鋭機となる『ダヴィンチSiデュアルコンソール型(第四世代)』を、平成25年2月15日(金)に西日本で初めて導入し、より安全で確実な低侵襲医療を提供してきました。

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泌尿器科に送られた盾

 この度、当院の泌尿器科におけるダヴィンチ手術症例が100件に到達し、インテュイティブ?サージカル社から記念の楯が送られました。従来の手術に比べて出血量が少なく、自己血を輸血した症例は7例あったものの、60症例目からは輸血を必要とした症例はありませんでした。神経温存手術は、18例施行し良好な結果を収めています。また、術後、患者さんを悩ませる尿失禁に関しては、術後6ヶ月で85%、1年で100%の方で尿禁制が保たれており、患者さんに満足していただいています。当院は、操作用機器(コンソール)を2台有することから、術者教育も充実しており、質の高い手術の継承を可能にしています。
 当院では、今後も最新鋭のロボットを活用し、安心で安全な医療を提供していきます。