この賞は、NASAゴダード研究所内で観測装置等を開発しているチームの中から優れた成果をあげたチームに与えられます。今回、ミッションゴールを超えた性能をもつX線望遠鏡を順調に開発/製作したことが高く評価されました。
軟X線望遠鏡(SXT)の製作は、NASAゴダードを中心に国内からJAXA、名古屋大学、本学等の研究機関が参加して行われています。人工衛星に搭載する装置は、地上の実験室で高い性能が出るだけでなく、ロケットの打ち上げの振動、衛星軌道上での環境に耐える必要があります。
このような装置を開発/製作するには、多くのチームメンバーの優れたチームワークが求められます。今回は、この点が高く評価されました。
本学は、SXT開発の初期から関わっており、衛星軌道上での熱解析や望遠鏡の温度を維持するサーマルシールドの開発に携わってきました。今回、SXTチームメンバーとして、上記3人と黄木教授指導の伊東慶太郎さん(2010年度理工学研究科卒業)それぞれに賞状が贈られました。
ASTRO-Hは、現在、最終試験を実施しています。ASTRO-Hには、いくつもの高性能観測装置が搭載されており、今後、宇宙の理解が圧倒的に進むことが期待されます。
お知らせ
2015.07.31
理工学研究科の粟木久光教授,黄木景二教授,杉田聡司氏らが参加するASTRO-H搭載用軟X線望遠鏡の開発チームがNASAゴダード研究所の「Group Achievement Award」を受賞しました
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